中山恒明デジタルアーカイブス 中山恒明デジタルアーカイブス

宇都宮記念病院

中山恒明先生と宇都宮記念病院

城守 俊章
社会医療法人 中山会
宇都宮記念病院 会長

城守 俊章 社会医療法人 中山会 宇都宮記念病院 会長

 当院は、昭和38(1963)年11月に中山恒明先生のまな弟子である石﨑省吾先生を初代院長として栃木県宇都宮市内に開院しました。当時の名称は「宇都宮外科医院」でしたが、翌年5月に「医療法人中山会(社団)」として法人化し、その後「宇都宮記念病院」としました。平成26(2014)年4月には「社会医療法人中山会 宇都宮記念病院」となり現在に至っています。
 石﨑省吾先生は千葉大学第二外科教授中山先生の下で研さんを積み、大学からの派遣先として栃木県鹿沼市の上都賀総合病院に8年勤務後、独立しました。当院法人名の「中山会」は、「中山先生の信念、教えなどを受け継ぐ」という石﨑先生の意志のもと中山先生からいただいたものです。それだけ中山先生と石﨑先生が、深く強い師弟関係で結ばれていたのです。当院開院にあたり、中山先生から開業資金の一部をご支援いただきました。これは単なる師弟関係の間柄だけではできないと思います。その後、石﨑先生は支援金を返済するためにご自宅へ伺いました。その車中で中山先生への感謝の思いを語っていた姿を、今でもはっきりと覚えています。
 中山先生の薫陶を受けた石﨑先生の志を受け継ぎ、伝統を守りながら「地域・行政・同業者・金融機関・そして何よりも職員からの信頼を得る」を基に、今後さらに発展させていくことが中山先生、石﨑先生から私に課せられた命題で命題であると肝に銘じ、日々努力して参りたいと思います。

宇都宮外科医院開設 石﨑省吾院長

宇都宮外科医院開設 石﨑省吾院長
昭和38(1963)年

社会医療法人中山会 宇都宮記念病院

社会医療法人中山会 宇都宮記念病院