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中山語録 患者に休みがあるなら休みたまえ

 医療練士制度が始まった当初は、インターン制度があって、1年間のインターン教育が終わらないと医師国家試験が受験できませんでした。初期の医療練士全員が中山恒明に「国家試験が終わりましたら、一週間お休みをいただきたいのですが」と、恐る恐るお願いしました。すると、「いいだろう、休みたかったら休みなさい。しかし、患者さんには休みがないよ。患者さんを診るのが、医師の道だ。もし、休みたければ、ずっと休んで出てこなければいい」と言って、それから3時間医療錬士たちは立ったまま、延々と、お説教を受けることになりました。
 医療練士たちは、この師匠の指導の下に、立派な臨床医に育ちました。