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中山語録 人生は経験である

 中山語録のなかでも、最も有名な言葉。
 高校時代に「人生とは何ぞや」と悩み、尋ね回りましたが、納得がいく回答が得られませんでした。最後に倫理の八田三喜校長の自宅に行き、尋ねたところ「何かをするのもしないのも、君の経験です。その積み重ねがあって、人生が終わるのです。死ぬときに、思い残すことなく満足だという喜びをもてる境地に到達しておいてください。君はそのとき、人生とは何ぞや、という命題の真理を悟るでしょう」と教えられ、心が晴れたことから誕生しました。
 それからは、寮長となって統率力を発揮し、高校生活を満喫しました。
 本当の意味を理解しないで「人生は経験である」と羽目を外して、困らせる弟子もいたようです。